【遊休地活用】遊休農地のおすすめ活用方法は?放置しておくデメリットや転用する方法を解説
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「遊休農地の活用方法はある?」
「遊休農地は放置しておくとデメリットしかない?」
数年前まで農業をしていた農地を持っている人は、その遊休農地をどのようにすればいいかわからず困っていると思います。
そのまま農地として再活用できれば問題ないですが、ずっと放置しておくと固定資産税などがかかってしまうためリスクがあります。
上手く土地活用できれば収益をうむことも可能なので、放置しておくよりもおすすめです。
この記事では遊休農地の基礎知識とおすすめの活用方法、さらに放置しておくデメリットを解説します。
土地活用の方法を厳選25種類紹介!収益性・初期費用やデメリットを徹底比較遊休農地とは?
遊休農地とは、農地法で次の内容に当てはまる土地を指します。
- 現在も今後も農地として使われない土地
- 地区の他の農地と比べて明らかに活用されていない土地
簡単に言えば、以前は農地として使っていて、現在は放置している土地のことを指します。
農地法上では、そのような過去の農地を遊休農地とされます。
遊休農地と耕作放棄地はほぼ同じ
遊休農地と似た言葉に「耕作放棄地」がありますが、これは1年以上作付けしない耕地のことを定義しています。
そのためほとんど遊休農地と意味は変わりません。
大きな違いは認識の違いだけで、遊休農地は農業委員会が毎年土地を調べて認定するのに対し、耕作放棄地は所有者が決めることです。
そのため農地法上では遊休農地と判断された土地でも、耕作放棄地とはならないこともあります。
どちらも活用されていない土地という意味合いでは同じです。
遊休農地を活用する方法
遊休農地は放置されている農地なので、国としても補助金制度などの対策を強化しているところです。
実際に活用しなければ固定資産税などがかかってもったいないので、可能であれば次のような活用方法をすると良いです。
- 体験農園
- 市民農園
- 近所に貸し出す
農地として貸し出すことで、手間をそれほどかけずに活用可能です。
以下にそれぞれの活用方法を解説します。
体験農園
野菜や果物の摘み取り・食事ができる体験農園に活用する方法があります。
例えばいちご狩りができる農園にするなど、参加者から参加費を集めることも出来ます。
他にも田植えが体験できる、収穫物を使った料理が食べられるなど、様々な体験方法があるので、自分がやりたい方向性を探しましょう。
体験農園を始める際はツアー旅行などと提携すると収入が安定します。
遊休農地で放置している農地があれば、始めやすいのでおすすめです。
市民農園
市民農園とは、業者と契約して農地を市民に貸し出す方法です。
市民農園は維持管理のすべてを業者に委託できるため、農園の清掃などをする必要がなく手間をかけずに活用できます。
また市民農園の利用者は専門家が指導してくれるので、農作物の知識もつけやすくなっています。
市民農園として農地を貸し出すことは行政側としてもありがたいので、遊休農地として放置しているよりは貸し出す方が良いでしょう。
貸し出す期間によって収入も得られるため、非常に効率よく収益を上げることが可能です。
ただし、市民農園として貸し出す際には農地の区分けや資材の調達など、ある程度手間や初期費用が掛かります。
近所に貸し出す
手続きを簡単に済ませたいのであれば、遊休農地を近所の農家に貸し出すのも一つの方法です。
体験農園や市民農園にするには行政と話し合いをする必要がありますが、近所の農家に貸し出すのであればある程度すぐに貸し出すことができます。
近所に貸し出す方法は、農業委員会や都庁府県の知事からの許可を得ることで貸し出せます。
使用賃料を得ることができるので、遊休農地を放置しておくよりもお得です。
近所に貸し出す方法は、知っている人に貸し出すことができるので信頼できる人がいれば検討してみましょう。
遊休農地を転用して活用する方法
遊休農地を農地として活用する方法以外に、転用して使う方法もおすすめです。
主な転用方法としては次の3つが挙げられます。
- アパート経営
- 駐車場経営
- 太陽光発電
以下にそれぞれ解説します。
アパート経営
土地活用として人気があるアパート経営はおすすめです。
アパート経営は初期費用が比較的高いですが、狭い土地でも経営することができる上に毎月の収入も大きいので効率が良い土地活用方法です。
また土地の上に建物を建てるので、固定資産税が6分の1に抑えられるメリットもあります。
また相続する予定がある場合も、不動産にしておくことで減額処置が受けられます。
高収入を期待したい人は、アパート経営を検討しましょう。
ただし、立地が悪いと入居者が集まらずにランニングコストがかかるので気をつけましょう。
駐車場経営
周辺に住宅街があれば、駐車場経営もおすすめです。
駐車場経営には月極駐車場経営とコインパーキング経営があり、固定の利用者がいれば月極駐車場にすることで安定した収入が期待できます。
特にマイカー利用が基本の地方では駐車場の需要は多いので、リスクも低いです。
駐車場は整地して区分けすればいいだけなので、初期費用も抑えて始めることができます。
将来的に大規模な土地活用をするまでのつなぎとしても優秀な方法なので、迷っている人は一度検討してみてください。
太陽光発電
農地の面積が広く、資金面に余裕があれば太陽光発電もおすすめです。
ソーラーパネルを設置して売電収入を得る仕組みで、初期費用が数百万円かかります。
ただし、ランニングコストをかけずに運用できる上、国からの補助金も貰えます。
特に何もない土地でも始めやすいメリットがあるので、迷っている人は検討してみてください。
遊休農地を放置しておくデメリット
遊休農地を放置しておくと、次のようなデメリットがあります。
- 固定資産税が高い
- 再利用しづらい
- 周辺農地への悪影響がある
遊休農地は利用しなければデメリットが多いので気をつけましょう。
以下にそれぞれのデメリットを解説します。
固定資産税が高い
遊休農地を放置しておくと、通常の農地よりも高い資産税を支払わなければなりません。
遊休農地の固定資産税では、固定資産税は次の方法で計算されます。
評価額(売買価格×0.55)×税率(1.4%)or前年度の課税評価額×負担調整額×税率」
※上記の2つの方式のうち、金額の少ない方が適用されます。
ただし遊休農地では0.55の税率が適応されず、評価額や前年度の課税標準額が1.8倍となってしまいます。
活用しなければ固定資産税が非常に高くなってしまうので気をつけましょう。
再利用しづらい
遊休農地として放置していると、農地の価値が下がってしまいます。
農薬を散布しなければ虫や雑草が増えてしまうので、草むらのようになります。
またゴミの不法投棄なども起きてしまうので、価値が下がりやすくなっています。
状態がひどいと最終的には再利用できないことがあるので気を付けましょう。
周辺農地への悪影響がある
遊休農地をそのまま放置していると、近隣の農家に悪影響を及ぼすこともあります。
農地が自然に戻ってしまうと、雑草や害虫が隣の農家に広がってしまいます。
耕作中の農家に迷惑をかけることになるので、できる限り対策を取っておくと良いです。
遊休農地を上手く活用しよう
遊休農地は放置しておくと固定資産税が高くなるなどのデメリットがあるので、できる限り土地活用をすると良いです。
土地活用方法としては市民農園など農地のまま活用するか、アパート経営など土地として活用する方法があります。
自分の資金などと相談して、遊休農地を上手く活用しましょう。